HOME >> 新盆・初盆のQ&A
これから「新盆」を迎えられる方からの戸惑いの声が毎年のように数多く寄せられます。
初盆とは何か?盆提灯とは何か?毎年、最も多く寄せられるご質問にお答えいたします。
- 新盆と通常のお盆との違いは?
- 故人が亡くなられて四十九日法要が終わった後、忌明け後に初めて迎えるお盆のことを新盆・初盆(にいぼん・はつぼん)と呼びます。
新盆は仏様になった故人の霊がお里帰りする行事ですから、遺族や生前にお付き合いのあった人達にお集まり頂いて、盛大に供養するのが昔からの習わしです。 - 新盆用の盆提灯とは?
- 盆の際には清浄無垢の白で霊を迎える意味から、白木と白い火袋で作られた白紋天提灯(しろもんてんちょうちん)を用います。
この白紋天提灯を縁側や軒先、精霊棚に吊るして火をともし、新仏・新精霊 が迷うことのないようお出迎えします。 - 盆提灯の購入時期は?
- 盆提灯の購入時期は、お盆の時に用いるので6月から8月の購入が中心となりますが、一年を通して購入することができます。
いつご用意されても大丈夫です。 - 盆提灯の飾る数は?
- 盆提灯を飾る数は、特に決まりはありません。
スペースがある場合は、たくさんの盆提灯を飾る風習の地域もあります。
飾る単位としては一対が基本となっていますので、一対で飾るのが理想です。
しかし、スペースの問題もありますので、飾る場所が狭いときには一つだけでも大丈夫です。 - 宗派による盆提灯の違いは?
- 基本的に、宗派による盆提灯の違いはありませんが、浄土真宗の場合に限り切子灯籠(きりことうろう)という盆提灯を用います。
お盆行事のはじまりは先祖崇拝にあり、古くから各地域で育まれてきたものですから、宗派というよりは地域によって風習や仕様の違いが見られます。 - 置き型と吊るし型の盆提灯の違いは?
- 盆提灯には、御所提灯などの吊るすタイプと、大内行灯や回転行灯などの置くタイプの2種類があります。
どちらのタイプも盆提灯としての意味合いは同じです。
飾る部屋に合わせてお好みの盆提灯を選びましょう。 - 家紋入り盆提灯とは?
- ご先祖様の霊がお里帰りをする目印となるものが盆提灯とされていますので、「家紋入りの盆提灯」をご用意してお迎えする方が丁寧といえます。
家紋入りが正式であるとする地域も多いようですが、家紋を付けないからと言って失礼に当たるということはありません。
家紋入り盆提灯の場合には、家紋を入れる製作期間として2週間くらい必要となります。
なるべく早めにご用意されることをお奨めいたします。 - 盆提灯は誰が購入する?
- 盆提灯は、地域によっては親戚の人が贈る風習が強いところもありますが、ご自分で用意されても、贈られても、どちらでも構いません。
盆提灯は故人の供養だけでなく、お世話になった方への感謝の気持ちを表すものですから、親戚でなくても盆提灯を贈るのは大変よいことです。
ただし新盆用の白提灯は、身内の方が用意するものです。 - 盆提灯を飾る期間は?
- お盆の期間である8/13~8/16までと考える方も多いのではないでしょうか?
実はもっと長い期間、風情ある盆提灯のあかりを楽しんで頂いて結構なのです。
東京、静岡、名古屋 など7月にお盆行事をする7月盆の場合は7月初旬から、お盆が明ける17日以降ということになりますが、8月末まで飾っても問題ありません。
8月盆の地域の場合は8月末まで飾って大丈夫です。